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遥か海の向こう

着々と一枚絵を描く

5月に入ってから3枚目です。

 

透明水彩が楽しくなってしまって、あと時間があるのが嬉しすぎて、たくさん描いています。

 

ずっと忙しくしてたので、机に向かってじっくり絵が描ける喜びを感じています。

 

イラストがネタバレですが、ひょんなことから海にほっぽり出される少年。少年? うん、まあまあな年頃ですが、背が高いのでちょっと大人っぽい。オリキャラのリュンといいます。私にとってはスイと同じくらい付き合いの長いキャラで思い入れもめっちゃあります。

 

ひょん、で海に投げ出されるのはちょっとかわいそうですが、彼なりに海上生活をエンジョイします。



メイキング

大ラフとカラーラフです。

 

太陽光フレアを入れようか迷って、入れた方がいいと思ったので入れてみました。

 

ラフはいつも通りクリスタで描いて、フレアはPhotoshopでJPEG画像を作ってクリスタのデータに戻ってカラーラフに貼り付けました。

 

透明水彩にも白い不透明の絵の具があるので、いけるかなと思ったんですが……。

 

カラーラフでカモメが消えてます。普通に忘れてました。

 

前回のイラストが全身だったので、今回は少し大きめに描きたいなーと思ったのでヒップアップ。ジーンズはどうしても描きたかったので拡大することもなく大ラフの構図のまま進めました。

 

ベルトも着古した感じにしたくてほつれをちゃんと描いたり、影の入れ方もなるべくこの段階で計画していきます。しっかりは塗らないけど。カラーラフを固有色だけにすると、絵の具で着彩する段階で必ず影に迷って失敗します。大事。

 

望遠鏡を覗いてる構図とかもいいですが、それだとキャラクターがあまり立たない気がして、望遠鏡をちょっと降ろして裸眼で行く先を見ている構図にしました。望遠鏡は絶対描きたかったので持たせました。

 

大ラフだと敬礼みたいになっちゃっていますが、小手をかざしているポーズです。

 

強い光が射していて遮るものもないのでコントラスト高めにしようとか考えて塗っています。



下絵

線画を起こしていきます。

 

首が太いキャラなので、どうしても首に目が入ってしまうよなーと思ったので、なるべく丁寧に描いてます。肌色は明るいので線が見えやすいということで、ハッチングを入れることにしました。まあ影だから暗い色は置くのですが。

 

線画にした時ってなんか左右の目が近く見えるんですが、錯視でしょうか……。ほんとなんでだろう。線画で目近いなーと思って離すと色塗った時に逆に離れて見える……。

 

色を塗るので輪郭以外の線は描きすぎないように気を使うのですが、線画の完成度が高いとテンション上がるので多少は描き込みます。



作業風景と転写後

絵だけじゃなく机全体の作業風景がどんな感じかを伝えたくて撮影してみました。

 

狭い。

 

狭いのですよ。

 

道具は本格的なものもあれば、その辺にあったちょうどいいものも……といった感じです。

 

筆洗いの水入れなんか海苔の容器です。筆洗いはちゃんとしたのを二つ持ってるのですが、この狭いスペースにはちょっとでかい。仕切りがないので絵の具を乾かしている隙なんかによく洗いにいきます。

 

カラーチップみたいに置いているものは自作の色見本です。例のマグネットのやつです。こうやってあらかじめ使う色を決めて置いて、使いたいケースだけ出して並べておきます。

 

ずらっと並んでいるパレットはセリアで買いました。二つ連結してるのが地味にいいなと思って、食器のところにあったのですが、これがなかなか使い勝手がいいです。絵の具を混色して使うので、隣同士の色を混ぜたりして調整できるのがいいです。

 

梅皿とかも憧れますが、刷毛を使うことがあるので、梅皿だとちょっと区分けされたスペースが小さすぎるかなと思います。

 

今回は丸い小皿も使いました。5枚セットだったのですが昔1枚割ってしまい4枚になっています。

 

いつも通り印刷した線画を転写して、顔周りを先にペン入れして黄色を下塗り。いつもは写すことはありませんが、マルマンのB5スケッチブックの紙を半分に折って試し塗り用紙にしています。水彩紙じゃないのでブヨブヨするし毛羽立ってくるため、あくまで色の感じを試したり調整する用です。なぜ水彩紙を使わないかというと、水彩紙が高いからです。

 

そういえば、前々回から前回までの2枚はアルシュ紙の極細目を使っていましたが、今回はウォーターフォード細目ブロックタイプにしました。ウォーターフォードのホワイトの方が明るい白で、絵の雰囲気にあうかなと思ったのと、広い面を塗るから濡れて紙がガタガタするのを和らげてくれるブロックタイプがいいかなと思って決めました。実際途中でガタガタしなくて描きやすかったです。

 

あと、線画に使っているミリペンは主にこの5本です。だいたいPIGMAかCOPICです。

 

今回1番太い05番は使いませんでした。



塗っていく

一旦塗り残したいところをマスキングをして、線を描きながら塗っていきます。

 

後から望遠鏡もマスキングした方がいいと思って追加でマスキングしました。シャツが柔らかい生地なので皺が細かくなってちょっと色々試行錯誤してしまいました。

 

アナログだとやっぱりちょっと彩度が高くなるんですよね……。

 

対策は使った皿を洗わないで前回の絵で余った絵の具をそのまま使って濁らせることなんですが、乾かしてとっておいても、「同じ色が作りづらくなるから」という理由で使う直前にいつも皿を洗ってしまいます。

 

皿を洗わないという簡単なことがなぜかできない……。複雑な色は作るのが難しいんですよ……。

 

全体的に色が乗ってきました。

 

海は乾いた筆に水少なめに溶いた絵の具をつけて、紙の質感を活かして白く残ったところが海面のキラキラに見えるような技法を試しました。この技法はドライブラシといいます。デニムの生地感を出すのにも使っています。

 

着彩は1日で終わらなくて2日かかりました。1日目はここで終わりです。

 

完成が近づいてきてワクワクしながら眠りにつきました。最近眠りが浅くて長く寝てしまいます。



完成

黒シャツを修正して望遠鏡や描き込みを増やし、太陽光フレアを入れて仕上げました。左上に白を置いたら、茶色い絵の具が溶けだして肌にかぶさってしまって修正が大変でした。

 

髪の毛の彩度が高すぎるなーと思ったので、うすーく紫を乗せて濁らせていますが、微妙な変化。

 

彼は1種体癖といって目立つ特徴は上半身が充実していてわかりやすいところで言うとグーフィーみたいな体型。背が高くて首が太い。ドイツ人に多い体癖だそうです。でもどっちかというとこの人はアメリカ西海岸にいそうなタイプだと思います。服装もアメカジっぽいです。

 

明るくも暗くもなく、運動神経はちょっと悪い方。観念的でバーバルシンカー(言語思考)です。海の上のような野生的な世界はちょっと生き抜くのが厳しいだろうなあ。忘れてましたがスイは体癖論的には4種です。

 

描いた描いた。

 

今週もどうかご無事で。