一枚絵を描きました
なかなか絵を描く時間が取れず更新も止まってしまいましたが、ようやくまとまった時間が取れて、一枚絵を完成させることができました。
オリキャラのスイを描きました。爽やかだけど温かみもある感じに描けたと思います。地図にこびりついたコーヒーリングが愛おしい。コーヒーを飲みながら地図見てたんだなーみたいなストーリーを感じさせられたらいいな。未知の世界に想いを馳せる旅の少女です。
テーマとか方向性に悩んだりしてAIに相談して、あなたは生活の痕跡とか使い込んだ可愛さを追求したらいいというアドバイスをもらったので、地図とかボロボロにしてバッグの肩紐とかほつれさせたり、布の厚みを丁寧に表現してみたりしました。
私の目指すところが赤倉さんのような絵が描きたいということなのですが、そのまんま「甘すぎない可愛さ」だとパクリだし、描き手として独自性を持つことが大事だし、赤倉さんは二人もいらないと思うので、憧れだから参考にはしたいけど、自分の軸も追求したいという悩みを相談しました。画像生成より手作業が楽しい。
大ラフ
ここからは簡単なメイキング。
デジタルでラフを描いていきます。
ざっくりとしたアタリをとって構図を決めて、なんとなく屋外で風に吹かれてる感じがいいなーという、本当にふわっとしたイメージから詰めていきました。
最初は手ぶらでカメラ目線でした。
ちょっとずつサイズを調整してほぼバストアップになりましたが、ヒップアップぐらいで描き始めたんですね。
左手がちょっと大きいかなと思ってました。あと右手が迷子になってました。
リボンの位置とかもズレてますね。背景も何も考えてませんでした。
大ラフは3枚ぐらい描いていて、今回ボツにしたやつはいつか採用しようかなと思って寝かせています。
ラフばかり溜まっていく。
カラーラフ
カラーラフを作ったあたりからAIに相談を始めました。生成して丸ごと作らせたりはしないけど、相談してみてヒントを得るのはとても私と相性の良い使い方だと思います。
画像を貼って「どうしたらいい?」みたいなことはしてませんが、あなたの方向性ならキャラクターが使っている道具とかを描いたら良いよーと言われたので、じゃあ地図描こう、と思いました。
道具の補修痕とかほつれとかで使用感を作り、演出ではなく使用の痕跡として小物を表現する方向にすると、あなたの好きなイラストレーターさんと被らなくていいよとのことでした。まさに好きなテイストだと思いました。AIありがとう。
芯のある可愛さだと上目遣いは避けたほうがいいと言われましたが、遠くを見晴るかすような絵にしたかったのでそこは今回はあえて無視しました。アドバイスの趣旨を紐解くと、どこを見ているかわからないようなぼんやりとした瞳やアンニュイな感じは避けるべきで、視線がしっかりと定まって意志が感じられるならOKという感じでした。
カラーラフはまだデジタルです。
アナログで転写する時に迷わないようにできるだけ丁寧に計画を立てていきます。
下絵
デジタルで下絵まで進めます。
線を整理して水彩紙に転写するための下絵を描いていきます。
終わったら一晩寝かせておかしなところがないか確認します。
ここまででもう10時間近く経っています。
フリルの可愛さとかこだわりました。
転写
プリンターでコピー用紙に下絵を印刷し、ついでにカラーラフも見本用に印刷しておいたら、下絵の裏を4B以上の柔らかい鉛筆で塗りつぶし、下に水彩紙を置いて、マステで固定し赤いボールペンでなぞっていきます。
小学校の図工の授業とかで習う古典的な転写方法です。
カーボン紙を使っていたこともあるのですが、カーボンは消しゴムで消すことができないので線画がブレたときや変な圧力がかかって黒ずんでしまったときに消えないのが嫌でこの方法に戻りました。
紙を黒く塗りつぶす作業は正直だるいです。
赤ペンでなぞればどこをなぞったかわかりやすいので便利です。使っている赤ボールはサラサの0.3。
透明水彩で着彩
転写が終わったら線画と塗りを同時進行で進めます。
水彩紙の周りをマスキングテープで固定し、まずは黄色を刷毛でうすーく塗って、全体に白いところがなくなったら乾かします。この時点で乾くまで何もできません。
下塗りが乾いたらマスキングインクで塗り残したいところをマスキングし、本塗りです。透明水彩は塗ったら乾くまで時間がかかるので、部分的に塗ったら絵の具が乾くまで待っている間に別の箇所の線画を進め、乾いたら塗り、塗ったら乾いてる部分の線画、と交互にやると時短になります。
優子鈴という絵師さんがその方法でアナログイラストを描いていらっしゃるので、真似してみました。とても良いです。
あと私の絵柄だと平筆が一番相性がいいということを確信しました。ブラックリセーブルせっかく買ったけどあまり合わなかった……。塗った直後は綺麗に見えるのですが、乾くとものすごく荒い斑ができてしまいます。色味を複雑に混ぜる独特な塗りにはブラックリセーブルが非常に合うのですが、なるべく均一な塗りにしたいときは平筆が一番いいです。
あと透明水彩は重ねると乗算になってどんどん濃くなっていくので、先に陰影を入れたら影が濃すぎる感じになってしまいました。
先に陰影入れるにしても薄すぎるぐらいがちょうど良さそうです。
服の影とかも本当はもうちょっと薄くしたかったです。
髪も影がだいぶ濃くなってしまいました。
塗っていく
印刷しておいたカラーラフをよく見て別紙で色を調整しながら塗っていきます。
机のスペースが狭いのでダイソーの楽譜フォルダーにカラーラフを入れて立てて置いています。かけるところがなければスマホ(or タブレット)スタンドもあると良きです。
先に背景を塗っておくんだったと後悔しました。まあでも問題なく完成しました。
デジタルだとポップなイラストが描けますが、アナログでは優しい風合いになって温かみがグッと増す気がします。
手触りのある質感が好きなので、紙の質感などが出る透明水彩は方向性として合ってるとAIに言われました。
手間はすごくかかりますが、これからはアナログイラストを精力的に描いていきたいなと思います。
ちなみに制作時間はトータル24時間。
4日ぐらいかけて描いたので1日平均6時間ぐらいですね。
今週もどうかご無事で。
