
ブルーで塗り
透明水彩の技法を試していました。
軽くシャープペンでアタリを取り、ウェットインウェットやソルトテクスチャー、マスキングインクなど色々な技法を試しました。
絵の具はホルベイン透明水彩、インジゴとピーコックブルーの2色を使い、紙はホルベインのウォーターフォードブロックタイプ中目。筆はホルベイン・ブラックリセーブルの1号です。ほぼホルベインだった……。
ソルトテクスチャーというのは、絵の具を置いて乾く前に塩をふりかけて霜降りみたいに表現する技法で、どういう場面で使えばいいか分からずやったことがなかったのですが、実際にやってみるとすごく綺麗でした。
透明水彩は水の量の調整がとにかく難しいポイントで、水分子が絵の具粒子を運ぶのをひたすら待つという忍耐も必要だったりするのですが、前より少しずつ粒子の動きを予測できるようになってきて、未来予想図が作れるようになってきました。狙ってやるというよりは、ここはたぶん、乾いたらこうなるなっていうのを、よく見て次を考える感じです。
色が本当に綺麗で癒しです。
色塗りはずっとデジタルでやっていたので透明水彩は歴が浅いのですが、どちらかが正解でもなければ、どちらが良いも悪いもないと思います。新しいものができると分断が起きるのは、仕方のないことかもしれないけど。
今週もどうかご無事で。
